革命のファンファーレを読んだ感想 辛口書評【一部ネタバレあり】星4.5
革命のファンファーレを読んだ感想 辛口書評
全体評価
星4.5
かなりおすすめ
読んだきっかけ
Twitterで知り合いが勧めていたから
読む前の西野(作者)のイメージ
キングコングの西野って芸人のイメージしかないけど、本、面白いのかな?っと思ってた。正直、読む前の期待値は低めだった。
絵本出した話はうっすら知ってたけど、最近あんまりテレビ見ないなーって印象だった。ゴッドタンで結構エグい絡み方してたのを見たぐらい...笑
読んだ後の西野のイメージ
西野の芸人のイメージが払拭された。既存の枠組に囚われない、かなり戦略的な人という印象に変わった。根回しと広告の見せ方が上手。
この本こんな人におすすめ
・既存の考え方を打ち破りたい人
・芸能界や絵本業界のしがらみのことを知りたい人
・新しい広告戦略やクラウドファンディングに興味がある人
思った以上にビジネス書だった!(決して悪い意味じゃなくてね)
ここから先は一部ネタバレを含みますので、読んでいない人は戻ることをおすすめします!
革命のファンファーレを読んだ気付き(メモ)
・環境は意思決定に強い影響を与えること
・過去正解だったことが足枷になることもある事例
・クラウドファンディングは楽してお金を集めるツールではないということ。
・クラウドファンディングは使い方によっては、共犯作りに役立つこと。
・今までの枠組みに囚われない根回しの方法、販売戦略
・常識を打ち破る新しい時代の広告戦略
良かった点
・芸能界のしがらみや葛藤が垣間見えたこと
・本来、場の空気に合わせてしまうところ、西野が炎上を恐れずに、信念を持った行動を貫くとこ。(ちょっと半沢直樹っぽくてスカッとした)
・実際に絵本を無料で見ることができたこと(うちの子には、ちょっとまだ早いのか途中で飽きてしまった。もうちょっと大きくなったら見せようと思う。絵本を見てみたけど、絵はめちゃ綺麗だった。環境問題に対するメッセージ性があって良い)
悪かった点
・強いて言うなら、ちょっと言葉の節々に違和感を覚えるところがちょっとあった。全体的には、ほぼ悪い点はなかった。
革命のファンファーレを読んだ感想
西野はアーティストだなーっと思った!!!(良い意味で)
こだわりの強さを凄く感じたし、芸術肌っぽいなぁと思った!
そして、かなり緻密な広告戦略を打っていると感じた。
西野のネームバリューと、画期的に色々なことを先駆けてやったから、絵本は売れたんだろうけど、真似する人が増えてきたら、目新しさは無くなってしまうだろうなーとも思った。
まー、そうなったら新しい変化に適応していくってことなんだろうけど、応用するの難しそうだなぁと感じた。(甘い考え)
根回しや、周りを巻き込むところは、日常でも活かしやすくて使いやすそうだと思った。
今回は成功例なので美談として書かれているけど、環境を変えるってすっごい勇気がいるし、今ある環境や生活を手放してまで挑戦する勇気は私にはないなーというのが素直な気持ち。
全体としては、芸能界や出版業界を取り巻く環境が知れたり、クラウドファンディングの寄付を集めるだけというイメージが払拭されたので、知らないことが知れて面白かった。
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